カメかワニか

すでによく考えられていることだとは思いつつも改めて少し考え直してみます。


カメケルが流行っている昨今、殿堂でもやはりカメはたくさん出没していると思います。

ところで、殿堂で水ポケに絞るなら必ずしもカメックスである必要はないはずです。
オーダイルがいます。

まずはこの2匹の性能を比べてみます。

カメックス　水　2進化　HP：140　弱：草×2　抵：-　逃：4
　ばくりゅう　特性
　　　自分の手札から水エネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。
　　　この特性は、自分の番に何回でも使える。
　ハイドロポンプ　無無無無　60+
　　　このポケモンについている水エネルギーの数×10ダメージを追加。

オーダイル　水　2進化　HP：140　弱：草×2　抵：-　逃：3
　あまごい　ポケパワー
　　　自分の番に何回でも使える。自分の手札の水エネルギーを1枚、
　　　自分のポケモンにつける。このパワーは、このポケモンが特殊状態なら使えない。
　ハイドロクランチ　水水水水　60+
　　　相手のバトルポケモンにのっているダメカンの数×10ダメージを追加。

ともにHP 140、弱点草、ワザコスト4つにダメージは 60+α と似通った性能をしています。

逃げるコストはオーダイルの方がわずかに軽いです。しかし大抵ケルディオEX がいると思うのでこの点はとくに問題なさそうです。

ワザはカメックスの方が強いと言えそうです。全て水なら確定で 100 ダメージです。

一番の差異はやはり「ばくりゅう」と「あまごい」です。

カメックスの「ばくりゅう」は特性です。よってダストダスで封じられる可能性は存在します。
オーダイルの「あまごい」はポケパワーです。ポケパワーを封じることができるのはブーピッグやサーナイト、エムリットなどです。
現実的に出てくる可能性がありそうなのはエムリットくらいだと思います。
それよりも「特殊状態なら使えない」という点の方がよほど影響がありそうです。カメックスの方は特殊状態になっていても使用できます。もちろんケルディオがいて「かけつける」が使える状態ならそれも問題にはなりませんが。

相手にダストダスが出てきてしまったらカメックスはただの置物と化し、ケルディオの自力でなんとかしなければいけません。
その点からすると2進化目の性能としてはオーダイルの方が良さそうな気がします。

一応カメックスはシンボラーを一撃で倒せるという利点なんかもあります。
まぁカメが戦うような状態はあまり好ましい状況ではなさそうですが。



ではたねポケモンの性能はどうでしょう。

ゼニガメはどれを選ぶか迷うところです。
これに対してワニノコは種類自体ほとんどなく、弱い攻撃ワザを持つのみなのでHPが高い
ものか弱点が +10 になっているものを選ぶ程度かと思います。

ワニノコ(L1)　水　たね　HP：60　弱：草×2　抵：-　逃：1
　かじる　水　10
　スプラッシュ　水無　20

ワニノコ(DP2)　水　たね　HP：50　弱：雷+10　抵：-　逃：1
　かみつく　-　10
　ひかるキバ　水　10+
　　　ダメージを与えるとき、すでに相手にダメージカウンターがのっているなら、
　　　10ダメージを追加。

ゼニガメのカードのうち、妥当に考えて良さそうなのは3種類です。

ゼニガメ(BW6)　水　たね　HP：60　弱：草×2　抵：-　逃：1
　こうらシールド　特性
　　　このポケモンは、ベンチにいるかぎり、ワザのダメージを受けない。
　みずしぶき　水無　10+
　　　コインを1回投げオモテなら、20ダメージを追加。

ゼニガメ(Ptp)　水　たね　HP：50　弱：雷+10　抵：-　逃：1
　おみやげえらび　無
　　　自分の山札のカードを上から2枚見て、どちらか1枚を手札に加える。
　　　その後、残りの1枚を、山札の一番下にもどす。
　なみのり　水無無　40

ゼニガメ(DP3)　水　たね　HP：50　弱：雷+10　抵：-　逃：1
　あわ　-
　　　コインを１回投げオモテなら、相手をマヒにする。　
　アクアテール　水無　20+
　　　自分の水エネルギーの数ぶんコインを投げ、オモテ×10ダメージを追加。

ランドロスEX やダークライEX をはじめとして、
ベンチアタックも強力な現環境においてはやはり「こうらシールド」が光ります。
もちろん殿堂なのでベンチシールドを装備させればワニノコでも同様の効果を
得ることはできますがあまり積む余裕は無いかもしれません。

HP 60 になるとどちらも弱点は草2倍です。
今現在は初手で草の30点が飛んでくることはほぼ無いのでこれは特に問題無さそうです。

むしろ 雷+10 の HP 50 の方がライデンナックルにどくさいみんやベンチデオキシスEX で
即死してしまうのでよほど危うくなっていると思われます。

ただ後々ビリジオンEX が出て1コス30 を持っていたらどちらも危うくなるわけですが。



たね性能は間違いなくゼニガメに軍配が上がりました。
しかし1進化はアリゲイツ側が圧倒的性能です。

カメール、アリゲイツともに HP 80 です。
カメールはとくに変哲もない1進化ポケモンの性能をしています。
草弱点のBW6 か雷弱点のDPシリーズの選択になると思います。

カメール(BW6)　水　1進化　HP：60　弱：草×2　抵：-　逃：2
　からにこもる　無
　　　コインを1回投げオモテなら、次の相手の番、
　　　このポケモンはワザのダメージを受けない。
　たきのぼり　水水無　60

BW6 カメールは無色1個で使える「からにこもる」があるのでバトル場を張ることになった
場合にもある程度耐えることができます。

これに対してアリゲイツはポケパワーがあります。

アリゲイツ(DP2)　水　1進化　HP：80　弱：雷+20　抵：-　逃：2
　しんかでげんき　ポケパワー
　　　自分の番に、このカードを手札から出してポケモンを進化させたとき、１回使える。
　　　自分の山札のカードを上から５枚見て、その中のエネルギーをすべて選び、
　　　相手プレイヤーに見せてから、手札に加える。
　　　その後、残りのカードを山札にもどし、山札を切る。
　むしゃぶりつく　水無　30
　　　次の相手の番、このワザを受けた相手はにげるができない。

相手を逃げられなくするいやらしい攻撃ワザも持っています。

5 枚から全て取り出せるこのポケパワーは非常に強力です。
「ほりおこす」を運用したことがあればわりと実感できるかもしれません。
水エネルギーに限定すらしていません。全エネルギーです。

さっさとアメで進化させるオーダイルラインとは別に、
アリゲイツを進化させるベンチスペースも取りたいところです。

がっつり生かすならワニノコは4投入しておき、
退化スプレー即進化のギミックを入れることで退化スプレーがエネルギー加速用として使えるようになります。

そこまでエネルギー採掘が必要なのか？というと
やはりブラックキュレムEX が思い浮かぶところです。
もちろんケルディオの青天井にも使えますし、
多くのエネルギーを必要とするポケモンはその他にもたくさんいます。
必要なときに打てばいいわけです。



以上、カメラインとワニラインの比較とカード確認でした。

「こうらシールド」や「からにこもる」などで防御の硬いカメラインか、
「しんかでげんき」による強力なエネルギー加速、ダストダスの影響を受けないワニライン。

どちらを使うか迷うところです


個人的にはワニが好きです ヾ(・ω・ )ﾉ